「内向的な人に向いている職業はエンジニア」はウソ!?
「自分は内向的な理系人間だからエンジニアになろうかな」
こんにちは、プラントエンジニアで内向型人間の有馬です。今回は「内向的な人はエンジニアに向いている」は嘘だよっていう話。
2019年現在、プラントエンジニアとして社会人4年目となった私が解説します。内向的でエンジニアを目指している就活中の学生や転職中の社会人に向けた記事です。
「内向的な人に向いている職業はエンジニア」はウソ!?
上流工程エンジニアは内向的な人に向いていない
エンジニアは大きく分けて2種類ある。
- 上流工程エンジニア
- 下流工程エンジニア
上流工程エンジニアは内向型人間に向いてません。私(内向的)は上流工程エンジニアになってしまいました。そのせいで、仕事辞めたいと思いながらも会社に通勤する毎日です。
上流工程エンジニアは下流工程エンジニアよりも、高学歴が多くて給料も多いのが一般的。高学歴で内向的な君たちは、ぜひとも注意してほしい。
内向的な人が上流工程エンジニアに向いていない理由
上流工程エンジニアの仕事は、ほとんど対人との調整作業です。だから、内向的で人と接するのが苦手な人は上流工程エンジニアに向いてません。
プラントエンジニアの場合、上流工程エンジニアの仕事はプラントを設計すること。「設計」と聞くとPCに向かってCAD図を描いている姿をイメージするかもしれないけど、実際は「対人」ばかり。
プラントエンジニアリングでの上流工程エンジニアの仕事の流れを下記、ザックリまとめてみました。
- 国・市町村・民間企業などの客先から、作りたいプラントの要望(仕様)を聞く
- 必要な機器を商社・代理店から買う
- 社内の他部門との作業日程を調整する
- 機器の配置や配管のルートなどを設計する
- 下流工程エンジニア会社に作業を依頼する
- 下流工程エンジニア会社と作業日程を調整する
- 下流工程エンジニアに依頼した通りに作業できているか確認する
対モノの仕事はほぼないと思っていい。実際にプラントの配管を溶接したり、配線作業をしたりするのは下流工程エンジニア。上流工程エンジニアの仕事は対人ばかり。
社内的にも「対人」がほとんど。たくさんの人と関わらなきゃいけないし、関わる人は選べない。嫌な人と一緒に仕事をしなければならないなんてことは日常茶飯事。
下流工程エンジニアは内向的な人に向いている
下流工程エンジニアは内向的な人に向いている。下流工程エンジニアの仕事は”対物”が多い。上流工程エンジニアと比べると、社外の人との関わりは少ない。
ザックリ言うと下記です。
- 上流工程エンジニアの仕事=調整(対人)
- 下流工程エンジニアの仕事=作業(対物)
下流工程エンジニアは上流工程エンジニアからの指示通り動くので、対物での作業が多い。ただし、下流工程エンジニアでも社内では「対人」の仕事はある。でも、上流工程エンジニアよりは少ないっていう話。
下流工程エンジニアでも、昇進して上に立つ人間になると上流工程エンジニア(社外)と関わることは多くなる。
まとめ
- 上流工程エンジニアは内向的な人に向いていない
- 上流工程エンジニアの仕事は対人が主
- 内向的な人がエンジニアになりたいなら下流工程エンジニア
- 内向的な人が上流工程エンジニアになると私みたいになる
内向的だけど上流工程エンジニアになった私のようにはならないよう、ぜひ反面教師としてほしい。